Pythonのビルトインオブジェクト(3)
ファイル
ファイル、ファイルへのインターフェースとして使用されます。
他のオブジェクトとは異なり、オブジェクトを作成するためのリテラル構文はありません。
>>>f = open('data.txt', 'w') # 書き込みモードで新規ファイルオブジェクトを生成 >>>f.write('Hello\n') # 文字列を書き込み >>>f.write('World\n') >>>f.close() # ファイルを閉じる >>>f = open('data.txt') # 第2引数を省略すると、デフォルトで'r'として処理 >>>text = f.read() # ファイル全体を読み込む >>>text Hello\nWorld\n >>>print text # printが制御文を処理して表示 Hello World >>>text.sprit() # ファイルの内容は、文字列として扱われる ['Hello', 'World']
特別、他の言語と異なるような部分はないですね。
他の言語経験者であれば、問題なく使えるのではないでしょうか?
集合
最近、Pythonに導入された型のようです。
集合オブジェクトは、文字通り、オブジェクトの集合で、数学の集合演算が使えると言う特徴があります。
>>>X = set('hoge') # set関数で2つの集合を作成 >>>Y = set('fuga') >>>X, Y set(['e', 'g', 'h', 'o']), set(['a', 'f', 'g', 'u']) >>>X & Y # 交差 set(['g']) >>>X | Y # 結合 set(['e', 'g', 'h', 'o', 'a', 'f', 'u']) >>>X - Y # 差 set(['e', 'h', 'o'])
これは、色々と便利に使えそうですね。
今後、もっと掘り下げてみたいと思います。
ブーリアン
論理値と呼ばれる型です。
説明は不要かと思いますが……
>>>1 > 2, 2 > 1 # ブール型 (False, True) >>>bool('hoge') True >>>X = None # None >>>print X None >>>L = X * 3 # 3つのNoneからなるリストを作成 >>>L [None, None, None] >>>type(L) # Type型>>>type(type(L)) # Type型自体もオブジェクト
まぁ、条件文とかでお世話になるので、軽く触れておきました。