爬虫類嫌いのPython日記

爬虫類が大の苦手の筆者が、Pythonに挑戦。他にも、RubyやObjective-C、Google Appengine、Herokuなど色々とチャレンジしています。

フリーランスと言うお仕事

自分は、今、フリーランスのエンジニアと言う肩書きでお仕事をさせてもらっています。
以前は、サラリーマンエンジニアでした。
その頃は、開発チームのリーダーをしていた事もあって、エンジニア採用の面接担当も経験させてもらったりしていました。
そんな自分が感じる事。
それは、フリーランスと言う肩書きでお仕事をするのは難しいと言う事です。


最近では、クラウドソーシングなども増えてきて、仕事を得る機会が増えてきました。
自分も、クラウドソーシングを活用して、仕事を頂いたりもしています。
クラウドソーシングのお客様から良く言われるのが、「フリーランスのエンジニアを選ぶのは、本当に難しい」と言う事です。
では、何故、フリーランスのエンジニアを選ぶのが難しいのでしょうか?


自分が面接官をしていた頃にも、前職がフリーランスと言う方を何人も面接してきました。
しかし、採用に結びつくスキルを持ったフリーランスの方には、出会えませんでした。
自分の知り合いには、高いスキルを持ったフリーランスが数多くいます。
自分が面接官をするまでは、「フリーランスのエンジニア=高スキル」と言うイメージでした。


フリーランスと言うお仕事は、誰でも、役所に書類を提出するだけで簡単に始めることが出来ます。
ですから、専門学校や大学を卒業し、就職する先が見つからなかった人も、フリーランスのエンジニアを名乗ることは可能です。
高いスキルを持ったフリーランスのエンジニアは、色々と経験を積んでいます。
これは、社会人になると言う事だけでなく、オープンソースに貢献したり、難しい仕事に挑戦したりする事で蓄積されていくものです。
しかしながら、それを可視化し推し量るすべはありません。
だから、フリーランスと言う肩書きで仕事をする人を選ぶのは難しいのではないでしょうか?
同じエンジニア同士でも難しいのですから、エンジニアではない発注者の方が、クラウドソーシング上でエンジニアを選ぶのは、本当に困難であると言えるでしょう。


最近では、多様な働き方と言う事で、フリーランスと言う選択をする人が増えてきているようです。
自分がフリーランスの先輩として、よく言われるのは、「フリーランスは自由でイイですね」と言う事です。
しかし、それは間違いです。
フリーランスと言うお仕事は、大変です。
サラリーマンとして会社で働く方が、ずっと楽だと思います。


フリーランスでも、高スキルで高収入で、自分の好きな事だけやって悠々自適な生活を送っているのは、ほんの一部の人です。
多くのフリーランスの方は、収入アップの方法に苦慮して、日々を過ごしているのです。


フリーランスでも、ピンからキリまで様々です。
もし、これからフリーランスで生きていこうと思っている方がいたら、良く自分を客観視してみてください。
自分のスキルは、どの程度なのかと言う事を。
フリーランスの世界では、スキルこそが評価のすべてなのです。
常にスキルを磨き続けるフリーランスでなければ生き残れない世界なのです。